法律・警察
被疑者と容疑者の違い
- 被疑者は、刑事事件の嫌疑がかかっている捜査対象者のうち控訴が提起されていない人
- 容疑者は控訴されていない捜査対象者のマスコミでの呼び方、用語
警視庁と警察庁の違い
- 各都道府県の警察本部にあたる警察組織で、東京都のものだけ警視庁とよばれている
- 日本の警察の全てを統括しているのが警察庁
組織の上下関係で言えば、警察庁の下にあるのが警視庁
青キップと赤キップの違い
- 青キップは正式には、交通反則告知書といい、行政処分のみが課せられる
- 赤キップは正式には、道路交通違反事件迅速処理のための共用方式といい、行政処分のほかに刑事処分が加わり、前科がつく
戸籍謄本と戸籍抄本の違い
- 戸籍謄本は戸籍に記載されている全員の身分事項を全て記載したもの
- 戸籍抄本は戸籍に記載されている一部の人の身分事項を全て記載したもの
SITとSATの違い
- SITは、大阪を除く各都道府県警に設置されている刑事部捜査第一課の特殊犯捜査係。Special Investigation Team
人質立てこもり事件、誘拐事件、企業恐喝事件等の対処を担当。
大阪府警の同様の組織は、MAATという。Martial Arts Attack Team
- SATは、東京都(警視庁)、大阪府、北海道、千葉県、神奈川県、愛知県、福岡県、沖縄県に配置されている特殊急襲部隊。Special Assault Team
ハイジャック、重大なテロ事件、銃器等の武器を使用した事件等への対処のほか、SIT(MAAT)が手に負えない事件を担当
FBIとCIAの違い
- FBIは、Federal Bureau of Investigationの略称。連邦捜査局。
管轄外・管轄またぎになった事件や連邦法に抵触する事件などの、州警察や市警が取り締まれないものを担当する。司法省下にある組織
- CIAは、Central Intelligence Agencyの略称。中央情報局。
アメリカに対する脅威を取り除くためやアメリカを支援する団体を援助するための諜報活動を担当すると言われている。大統領直轄の組織
スパイ活動の際は、マスコミ関係者に成りすますのは禁止されているらしいが、某国のダジャレでおなじみのインチキ外人と言われているタレントがCIAの諜報員ではないかと噂されている
破産と倒産の違い
- 破産は、借金を返済できない状態
- 倒産は、破産などで会社を経営できない状態
死体と遺体の違い
- マスコミでは、身元の分からない物を死体
- 身元が判明した物を遺体と表現
現在はたいていの場合において、人間の死んだ体は遺体とよばれる
死体という表現が使われた場合、人間以外の動物の可能性がある
傷害罪と暴行罪の違い
例えば、相手に向かって石を投げただけで暴行罪
その石が相手に当たったら傷害罪。外見に怪我が見られなくても痛いと感じれば傷害罪になる可能性がある
重体と重傷の違い
- 事件・事故により、生命に危険がある怪我の場合は重体
- 全治1ヶ月以上の怪我の場合は重傷
- 全治1ヶ月未満の怪我は軽傷
重体はマスコミ用語なので、一般的な傷の軽重の分類は、重傷と軽傷の2種のみ。程度区分は上記の通り
押印と捺印の違い
- 署名をするときは捺印と言い
- 署名しないときは押印という慣習があるが、特に違いはない
法律に関するものなどの公文書では押印という表現を用いる傾向にある
「自署をもって押印の代わりとする」と一筆を入れれば、署名だけで、押印したとみなされる
署名と記名の違い
- 自署によるものが署名
- 他人による記名やゴム印、印刷などは記名
親権と監護権の違い
- 財産管理や法律手続きの代理を行うのが親権
- 教育やしつけを行うのが監護権
離婚調停時に、わざと相手に親権を譲り、その代わりに自分が監護権を主張し子どもを自分の手元に置く、という相手の無知を利用した裏技みたいな方法がある
名誉毀損罪と侮辱罪の違い
- 事実の摘示があれば、名誉毀損罪(刑法第230条)
- 摘示がなければ、侮辱罪(刑法第231条)
ちなみに双方とも、公然性がなければ成立しない
留置場と拘置所と刑務所の違い
- 検察に送られる前に入るのが、留置場
- 罪が確定していない人が公判中に入るのが、拘置所。ちなみに、死刑囚も拘置所
- 確定判決を受けて、受刑するのは刑務所
過料と科料の違い
- 行政罰が過料。あやまち料
- 刑事罰にあたるのが科料で1万円未満。とが料
ちなみに、1万円以上の刑事罰は罰金